必要とされる場所のほうが、力を出せます。
自分の好みのタイプを追いかけ続けて、うまくいかない人がいます。一方で、自分を本当に必要としてくれる相手と一緒にいる人は、無理をせずにいられます。どちらが幸せかは、時間が経つと分かります。
仕事も同じです。入りたい会社に入ることがゴールではありません。入ったあと、任されて、力を出せて、続けられるかどうかです。求められている場所では、それが起きやすくなります。
好きなタイプと、必要としてくれる人
理想のタイプを追いかけ続けて、うまくいかない人がいます。
条件も見た目も好みに合っている。でも相手はこちらをそれほど求めていない。振り向いてもらうために合わせて、無理をして、それでも続かない。
一方で、自分を本当に必要としてくれる相手と一緒にいる人がいます。最初は好みのタイプではなかったかもしれません。でも、そこにいると力が抜けて、自分のままでいられる。
どちらが幸せかは、時間が経つと分かります。
転職も、これとよく似ています。
入ることがゴールではない
行きたい会社に入る。それが目標になっている人は多いと思います。
でも、転職のゴールは入社日ではありません。入ったあと、任されて、力を出せて、続けられるかどうかです。
求められていない状態で入ると、何が起きるか。仕事が回ってこない。誰かの補助ばかりになる。自分がここにいる意味を感じられない。そういう状態は、思っている以上につらいものです。
逆に、期待されて入ると違います。最初から任される。分からないことを聞ける。必要とされているから、周りも育てようとします。
「拾ってもらう」という意味ではありません
ここは誤解されやすいので、はっきり書きます。
求められている場所を選ぶことは、格下の会社で妥協することではありません。
必要とされるというのは、下に見られることではありません。戦力として期待されているということです。むしろ期待されているぶん、任される範囲は広くなります。
条件を下げる話でもありません。給料も休みも、譲れない線は守ってください。変えるのは条件ではなく、探す順番だけです。
憧れは捨てなくていい。並べるだけ
行きたい会社があるなら、そのまま残してください。応募すればいいと思います。
問題は、そこだけを見ていることです。
知っている会社の数は限られています。そして誰でも知っている会社には、応募が集まります。倍率が高くなるのは当然です。名前で選んでいると、候補がすぐ尽きます。
だから、並べます。志望先はそのままに、自分の経験が求められている会社も同じ画面に置く。それだけで選択肢が変わります。
強みは、当たり前の中にあります
「求められる経験なんて持っていない」と感じる人は多いです。
でも、強みは資格や大きな実績とは限りません。探す場所が違うだけです。
人から頼まれることが多かったこと。 職場でよく頼まれていたなら、それは得意だと思われていたということです。
他の人が嫌がるのに、自分は平気だったこと。 クレーム対応、細かい確認、段取りを組むこと。ここに差があります。
後から入った人に教えていたこと。 教えられるということは、身についているということです。
自分では当たり前だと思っていることほど、書き出さないと気づけません。そして当たり前にできることこそ、別の場所では珍しいことがあります。
求人票には「求める人物像」が書いてあります
自分の経験が求められているかどうかを知る、いちばん簡単な方法があります。
求人の応募条件と、求める人物像を読むことです。
そこには、会社が何を期待しているかが書かれています。自分の経験と重なる部分があれば、それは求められているということです。逆に、まったく重ならない求人に応募し続けているなら、通らないのは当然かもしれません。
そして面接では、入社後に何を任されるのかを聞いてください。具体的に答えが返ってくるなら、あなたの役割が想定されているということです。
知らない会社を、名前で切らない
最後にひとつ、実務的な話をします。
名前を知らない会社にこそ、経験が求められている場合があります。
知名度と働きやすさは別のものです。規模が小さくても安定している会社、その分野では知られている会社はたくさんあります。そして、応募が集中していないぶん、一人ひとりをよく見てもらえることがあります。
もちろん、調べずに応募するのは危険です。事業内容や労働条件は確認してください。確認したうえで、名前だけで切らないという話です。
自分では見えにくいもの
自分の強みは、自分ではいちばん見えにくいものです。当たり前にやってきたことほど、価値に気づけません。
やってきたことを話してもらえれば、それがどこで求められているかをお伝えできます。求人を毎日見ている側だからこそ、分かることがあります。
「強みなんてない」と思っている状態で構いません。むしろ、そう思っている人ほど、話すうちに出てくるものがあります。
応募先選びの相談でよくあること
行きたい会社は決まっているのに通らない、という相談があります。話を聞くと、自分の経験が活きる場所を見落としているケースがあります。
名前を知っている会社は応募が集まります。知らない会社にこそ、経験が求められている場合があります。
本人が当たり前だと思っている経験が、別の場所では評価されることがあります。
そうではありません。期待されて入るほうが、任される範囲は広くなります。
探す軸を変える流れ
順番にやると、これまで見ていなかった選択肢が出てきます。
いまの探し方はどれに近いですか
探し方によって、次にやることが変わります。
近いものを選んでください
行きたい会社を諦める必要はありません。ただ、そこだけを見ていると選択肢が1つになります。同じ業界で自分の経験が求められている会社も並べて見てみてください。
- 志望先はそのまま残す
- 同じ業界の他社も見る
- 求める人物像を読み比べる
憧れだけで探すと起きること
行きたい会社があるのは自然です。ただ、そこだけを見ていると次のことが起きます。
求められている場所を見つける手がかり
自分の経験
やってきたことが、そのまま必要とされている分野があります。まずここから探します。
人手が足りない分野
働く人が足りていない分野では、経験が浅くても求められることがあります。
伸びている分野
事業が広がっている会社では、新しく人を迎える枠が生まれます。
強みを見つけるワーク
強みは特別なものとは限りません。当たり前にやってきたことの中にあります。
頼まれたこと
職場で人から頼まれることが多かったこと。それは得意だと思われていたということです。
苦にならないこと
他の人が嫌がるのに、自分は平気だったこと。ここに差があります。
教えたこと
後から入った人に教えていたこと。教えられるなら、身についています。
求められる場所を探すワークシート
書き出すと、自分では気づいていなかった選択肢が出てきます。
1. やってきたこと
- 細かいことも書く
- 評価されなくても書く
2. 人より慣れていること
- 周りと比べて考える
- 頼まれた経験を思い出す
3. それが求められそうな分野
- 職種ガイドで確認する
- 求人の求める人物像を読む
4. 知らなかった会社
- 名前で判断しない
- 仕事内容から見る
ワークのゴール
「この経験を求めている会社がある」と分かった状態にすることです。
自分の強みは自分では見えにくいものです。話を聞かせてもらえれば、外から見つけられることがあります。
経験が活きる職種を探す
いまの経験がどの職種で求められるかを確認できます。意外な組み合わせが見つかることがあります。
応募先の探し方でよくある失敗
強みの棚卸しチェック
チェックを入れると、材料がそろっているか分かります。保存はされません。
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この記事の作成・確認体制
よくある質問
Q. 求められている場所を選ぶのは妥協ですか?
Q. 行きたい会社は諦めたほうがいいですか?
Q. 自分に強みがないと感じています
Q. 求められているかどうかは、どこで分かりますか?
Q. 知らない会社に応募しても大丈夫ですか?
あなたの経験を求めている会社を、一緒に探せます。
やってきたことを話してもらえれば、それが活きる場所をお伝えできます。強みが分からない状態でも大丈夫です。