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転職ノウハウ・地域と仕事

地方で転職するには。
求人は少ない。でも競争相手も少ないです

地元で仕事を探しても、求人が出てこない。都市部の求人ばかりが表示される。これは実際にそうです。地方の求人数は都市部より少ない。ごまかしても仕方ありません。

ただし、少ないことは不利とは限りません。この記事では、母数が限られた環境での探し方と、都市部とは違う進め方を整理します。

読了8分地方在住・移住検討者向け探し方の手順つき
先に結論

求人は少ない。でも応募する人も少ないのです。

地方の求人数が都市部より少ないのは事実です。検索しても件数が出ないのは、条件の付け方が悪いからではなく、実際に数が限られているからです。

ただし、同じ求人に応募する人の数も少なくなります。都市部で数十人と競う求人と、数人しか応募がない求人では、通る確率が違います。母数の少なさは、必ずしも不利ではありません。

この記事で言う地方とは:求人の絶対数が都市部より限られる地域全般のことです。特定の県を指すものではありません。
1
範囲の取り方を変える市町村で区切ると出てきません。通勤できる範囲で考えます。
2
探す手段を増やす求人サイトだけでは全体が見えません。複数の経路を使います。
3
条件の順番を決める母数が限られるぶん、優先順位が明確でないと決まりません。

求人が少ないのは、本当です

地元で仕事を探していて、検索結果に何も出てこない。

こういうとき、自分の探し方が悪いのかと考えてしまいます。でも、多くの場合そうではありません。

地方の求人数は、都市部より少ない。これは事実です。企業の数そのものが違うのだから、当然のことです。ここをごまかしても意味がありません。

ただし、少ないことは不利とは限りません。

同じ求人に応募する人の数も、都市部より少なくなります。数十人が応募する求人と、数人しか応募がない求人。どちらが通りやすいかは明らかです。

母数が少ない環境には、それに合った探し方があります。


市町村で区切ると、消えます

いちばんよくあるのが、これです。

住んでいる市や町を指定して検索する。すると、数件しか出てこない。あるいはゼロ件になる。

区切り方を変えてください。 市町村ではなく、通勤できる範囲で考えます。

やり方は簡単です。まず、毎日続けられる通勤時間を決めます。片道30分か、45分か、1時間か。無理のない範囲です。

次に、その時間で行ける市町村を全部書き出します。 隣の市、その隣の町。地図を見ながら書いていくと、思っていたより広いことに気づくはずです。

そして、その全部を含めて検索します。

これだけで、見える求人の数が変わります。


移動手段で、範囲が変わる

地方では、ここが都市部と大きく違います。

車があるかどうかで、通える範囲がまったく違います。 公共交通が限られる地域では、電車やバスの本数が生活を決めます。

そして、季節も考えてください。 雪が降る地域では、冬場の通勤時間が夏場と変わります。晴れた日に30分で行ける場所が、雪の日には倍かかることもあります。

範囲を決めるときは、いちばん条件が悪い日を基準に考えておくと、あとで無理が出ません。


職種を、少しだけ広げる

もうひとつ、都市部との違いがあります。職種の幅です。

都市部にある職種が、地元には存在しないことがあります。企業の数が少なければ、仕事の種類も限られます。

だから、まったく同じ職種にこだわると候補が消えます。

やることは、経験が活きる近い職種まで含めて考えることです。

接客をしてきたなら、営業や顧客対応の仕事。数字を扱ってきたなら、事務や管理の仕事。人に教えていたなら、指導や育成が含まれる仕事。

業種を変えて職種を保つ、あるいはその逆。 どちらかを残す形にすると、選択肢が広がります。


探す経路を、増やす

求人サイトだけを見ていると、全体が見えないことがあります。

地方では、求人サイトに出していない企業があります。地元での採用が中心で、大きく募集をかける必要がない会社です。

だから、複数の経路を使ってください。

求人サイト。 まずはここです。範囲を広げて検索します。

公的機関の窓口。 地域の求人が集まります。地元企業の情報を持っていることがあります。

人材紹介。 サイトに出ていない求人を扱っていることがあります。地域を指定して相談できます。

それぞれで扱っている求人が違います。 ひとつだけ見て「ない」と判断するのは早いです。


知らない会社を、除外しない

地方の求人を見ていると、聞いたことのない会社ばかりが並びます。

不安になるのは分かります。でも、知名度と会社の良し悪しは別です。

地方には、その地域で長く続いている会社があります。全国的には知られていなくても、地元では確かな存在という会社です。大きく採用しないぶん、応募も集中しません。

名前で切らず、事業内容と労働条件を見てください。 調べたうえでなら、知らない会社に応募して問題ありません。


生活の条件も、一緒に考える

地元に戻ることを考えている場合、もうひとつ大事な視点があります。

仕事の条件だけで決めないでください。

車が必要になるかもしれません。維持費がかかります。家賃は下がっても、移動にお金がかかることがあります。逆に、実家に住めるなら生活費は大きく変わります。

家族との距離も変わります。近くなることが良い場合も、そうでない場合もあります。

収入だけを都市部と比べても、実態は分かりません。 生活にかかるお金と合わせて考えてください。

同じ収入でも、地域によって残るお金は違います。


数が少ないぶん、丁寧に

最後に、応募のときの話です。

候補が限られるということは、一件の重みが増すということです。

都市部のように数を打つ進め方は取れません。そのかわり、一件ずつ丁寧に準備できます。

その会社が何をしている会社か調べる。求人票を最後まで読む。書類を応募先に合わせて書く。

応募が集中していないぶん、丁寧に見てもらえる可能性があります。 ここは母数が少ない環境の利点です。

そして、定期的に新着を確認してください。 数が少ないぶん、良い求人が出たときに気づけるかどうかが結果を分けます。

通える範囲にどんな求人があるか分からないときは、地域を指定して相談していただけます。その地域で経験が活きる職種を、一緒に探すことができます。

地方での転職相談でよくあること

地元で探している方からの相談があります。探し方を変えるだけで、見える求人が増えることがあります。

よくある悩み 1検索しても求人が出てこない

市町村単位で絞り込むと件数が消えます。通勤できる範囲まで広げると変わります。

よくある悩み 2知っている会社が少ない

地方には知名度が低くても安定した会社があります。名前で探さないことが大切です。

よくある悩み 3希望の職種がない

職種の幅が都市部より狭いのは事実です。近い職種まで含めて考える必要があります。

転職Worksnavi編集部メモ:このブロックは、応募前相談でよく出る声をまとめたものです。数値ランキングではなく、状況を整理するための<b>定性データ</b>として扱っています。

探し方の流れ

都市部と同じやり方では見つかりません。順番を変えます。

STEP 1
範囲を決める通勤できる距離を数字にする
STEP 2
条件を絞る外せないものを3つに決める
STEP 3
職種を広げる近い仕事も候補に入れる
STEP 4
経路を増やす複数の探し方を併用する
STEP 5
会社を調べる知らない会社を確認する
STEP 6
応募する数が限られるぶん丁寧に
STEP 7
続けて見る定期的に新着を確認する

いまの状況はどれですか

状況によって、変えるところが違います。

近いものを選んでください

おすすめ
範囲を広げてみます

市町村で絞ると件数が消えます。通勤にかけられる時間を決めて、その範囲の市町村を全部含めて検索してみてください。隣接する地域まで入れると、見える数が変わります。

  • 通勤にかけられる時間を決める
  • その範囲の市町村を書き出す
  • 全部含めて検索する

都市部と違う4つのこと

同じやり方が通用しない理由を知っておくと、進め方を変えられます。

1
求人の絶対数が少ない企業の数そのものが違います。条件を重ねると候補が消えるのは当然のことです。
2
職種の幅が狭い都市部にある職種が地元にないことがあります。近い職種まで見る必要があります。
3
移動の前提が違う公共交通が限られる地域では、車があるかどうかで通える範囲が変わります。
4
競争相手も少ない応募が集中しにくいぶん、一人ひとりを見てもらえることがあります。

見える求人を増やす3つの工夫

1

範囲で考える

市町村ではなく、通勤できる範囲で区切ります。隣接する地域まで含めると数が変わります。

2

経路を増やす

求人サイトだけでは全体が見えません。公的機関や人材紹介など複数を使います。

3

名前で切らない

知らない会社にこそ機会があります。仕事の内容から見るようにします。

探す範囲を決めるワーク

感覚で決めると狭くなります。時間で区切ると現実的な範囲が見えます。

A

通勤時間を決める

毎日続けられる時間を考えます。片道でどのくらいまでなら耐えられるか。

B

移動手段を確認

車か公共交通か。雪や雨の日も含めて考えます。

C

地域を書き出す

その時間で行ける市町村を全部書き出します。思ったより広いことがあります。

地域と条件のワークシート

書き出すと、探す範囲がはっきりします。

1. 通える範囲

例:片道の時間/移動手段/冬場の状況
  • 時間で区切る
  • 季節による違いも考える

2. 対象の地域

例:その範囲に入る市町村を全部書く
  • 隣接する地域も入れる
  • 境界は広めに取る

3. 外せない条件

例:勤務時間/休日/収入の下限
  • 3つに絞る
  • 残りは確認事項にする

4. 使う探し方

例:求人サイト/公的機関/人材紹介
  • 複数を併用する
  • それぞれで扱う求人が違う

ワークのゴール

自分が通える範囲の求人を、もれなく見られる状態にすることです。

範囲は広めに

最初から狭く区切ると、選べるものが減ります。まず広く見てから絞ります。

地域を問わず求人がある職種

どの地域にも一定の需要がある職種があります。仕事内容を確認して、経験が活かせるか見てみてください。

地方での転職でよくある失敗

!
市町村で絞り込む件数がほとんど出なくなります。通勤できる範囲で考えると変わります。
!
求人サイトだけで探す地方の求人は、サイトに出ていないこともあります。複数の経路を使いましょう。
!
知らない会社を除外する地方には知名度が低くても安定した会社があります。内容を見てから判断してください。
!
生活の条件を考えない移動手段や生活費は地域で変わります。仕事の条件だけで決めると後で困ります。

地方での探し方チェック

チェックを入れると、探し漏れが見えます。保存はされません。

0 / 10 完了
次にやること:通勤にかけられる時間を決める

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この記事の作成・確認体制

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転職Worksnavi 編集部

株式会社AsianWorksが運営する転職Worksnavi編集部が、全国の求人を扱う実務をもとに作成しています。求人の状況は地域や時期によって大きく異なります。特定の地域を推奨したり、都市部への移動を勧めたりする内容ではありません。

監修:株式会社AsianWorks/有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314327

公開日 2026-08-06/最終更新 2026-08-06

よくある質問

Q. 地方だと求人は本当に少ないのですか?
都市部と比べると絶対数は少なくなります。企業の数そのものが違うためです。ただし、その求人に応募する人の数も少なくなるため、一人あたりの通過しやすさという点では必ずしも不利とは限りません。
Q. 検索しても求人が出てきません
市町村単位で絞り込んでいる可能性があります。通勤にかけられる時間を決めて、その範囲に入る市町村をすべて含めて検索してみてください。隣接する地域まで広げると件数が変わります。
Q. 希望の職種が地元にない場合はどうすればいいですか?
同じ職種にこだわると候補が消えることがあります。これまでの経験が活きる近い職種まで含めて考えてみてください。業種を変えて職種を保つ、あるいはその逆という選択もあります。
Q. 地元に戻る場合、何から考えればいいですか?
仕事の条件だけでなく、生活の条件も一緒に考えてください。移動手段があるか、生活費がどう変わるか、家族との距離をどうするか。仕事だけで決めると、あとで生活が合わなくなることがあります。
Q. 知らない会社ばかりで不安です
地方には、知名度が低くても長く続いている会社があります。名前で判断せず、事業内容と労働条件を確認してから判断してください。調べたうえでなら、知らない会社に応募して問題ありません。

その地域の求人状況も一緒に確認できます。

通える範囲にどんな求人があるか、経験が活きる職種は何か。地域を指定してご相談いただけます。