退職日の翌日に次の会社に入るかで分かれます。
退職して間を空けずに次の会社へ入る場合、保険や年金の手続きは新しい会社が進めてくれます。自分でやることは、書類を受け取って提出するくらいです。
一方、間が空く場合は、健康保険と年金を自分で切り替える必要があります。期限がある手続きもあるため、退職前に流れを知っておくと慌てずに済みます。
まず、日付を並べてみる
退職の手続きは複雑に見えますが、最初に決まる分かれ道はひとつだけです。
退職日の翌日に、次の会社に入るのかどうか。
ここで、やることが大きく変わります。
間が空かない場合は、保険や年金の手続きを新しい会社が進めてくれます。自分でやるのは、前の会社からもらった書類を提出することくらいです。
間が空く場合は、その期間だけ自分で手続きをすることになります。数日でも同じです。
まず、退職日と入社日を紙に書いてみてください。それだけで、自分がどちらなのかが分かります。
受け取る書類
会社から受け取るものがあります。もらい忘れると、あとで連絡する手間がかかります。
雇用保険に関する書類。 次の会社に提出します。入社時に求められることが多いものです。
源泉徴収票。 その年に受け取った給与と、引かれた税額が書かれています。次の会社での手続きに使います。
年金の番号が分かるもの。 会社が預かっている場合は返してもらいます。もともと自分で持っていることもあります。
離職票。 失業給付の手続きで使う書類です。すぐ次の会社に入る場合は使わないこともあります。
渡し方と時期は会社によって違います。 最終出社日に手渡しされるものもあれば、後日郵送されるものもあります。いつ届くのかを、退職前に聞いておいてください。
返却するもの
受け取るだけでなく、返すものもあります。
健康保険証、社員証、鍵、パソコンや携帯電話、制服。会社から借りているものは全部です。
健康保険証は、家族の分も返却対象になることがあります。 扶養に入れている家族がいる場合は、忘れないようにしてください。
最終出社日にまとめて返せるよう、前もって整理しておくと慌てません。
間が空く場合にやること
ここからが、空白期間がある人の話です。
会社を辞めると、それまで会社を通じて入っていた健康保険と年金から外れます。 その状態を放置することはできないので、自分で手続きをします。
健康保険には、いくつかの選択肢があります。 前の会社の保険を続ける方法、住んでいる自治体の国民健康保険に入る方法、家族の扶養に入る方法など。
どれを選べるか、費用がどうなるかは、人によって変わります。 収入や家族の状況で条件が違うためです。
年金も手続きが必要です。 手続き先は、住んでいる自治体の窓口か年金事務所になります。
そして、期限が決められている手続きがあります。 退職してから調べ始めると間に合わないことがあるので、退職前に流れだけでも把握しておいてください。
数日だから大丈夫、とは限りません
よくある勘違いです。
「1週間くらい空くけど、その間は何もしなくていいだろう」と考えてしまう人がいます。
でも、所属がない期間があれば、日数にかかわらず手続きの対象になります。 そして保険に入っていない状態で病院にかかると、費用の扱いが変わることがあります。
短いから不要とは限りません。空白があるなら、必ず確認してください。
住民税の扱いも聞いておく
見落としやすいのが住民税です。
会社員のあいだは給与から引かれていますが、退職すると納め方が変わることがあります。 退職する時期によっても扱いが違います。
これは会社の担当者に聞くのが早いです。「住民税はどうなりますか」と一言確認しておけば、あとで通知が来て驚くことがなくなります。
自己判断せず、窓口で確認する
この記事では、金額や日数を書いていません。
理由は、制度が変わることがあるのと、条件が人によって違うためです。ここで具体的な数字を出すと、それを信じて手続きを誤る可能性があります。
確認先ははっきりしています。
会社の手続きは、勤務先の担当者。健康保険と年金は、住んでいる自治体の窓口か年金事務所。失業給付は、ハローワーク。
どれも無料で相談できます。 分からないまま自己判断で進めるより、一度聞いたほうが確実で早いです。
退職後の連絡先を控えておく
最後にひとつ、実務的な話です。
退職したあとに、書類が届かない、内容が違う、といったことが起きることがあります。
そのときに困らないよう、退職前に問い合わせ先を控えておいてください。 人事の担当者の名前と連絡先です。
辞めたあとに元の職場へ連絡するのは、気が引けるものです。でも、事前に「何かあればここへ」と決めておけば、連絡しやすくなります。
手続きの流れで分からないことがあれば、こちらでもご相談を受けています。次の会社への提出物や、入社日までの段取りも含めて整理できます。
手続きの相談でよくあること
退職が決まってから、何をすればいいのか分からないという相談があります。多くは順番を知れば解決します。
受け取る書類は決まっています。リストにして最終出社日に確認すれば漏れません。
空白期間があると、その間の医療費が全額負担になる可能性があります。手続きの選択肢を知っておきましょう。
退職後に郵送される書類もあります。いつ届くかを退職時に確認しておくと安心です。
手続きの流れ
退職前から始まります。順に進めれば漏れません。
あなたの状況はどれですか
空白期間の有無で、やることが変わります。
近いものを選んでください
間を空けずに入社する場合、健康保険と年金は新しい会社が手続きします。自分でやるのは、前の会社から受け取った書類を提出することが中心です。
- 受け取る書類を確認する
- 新しい会社の指示を確認する
- 保険証は最終出社日に返す
退職時に受け取る主な書類
会社によって渡し方や時期が異なります。いつもらえるかを確認しておきましょう。
空白があるときに考えること
健康保険
前の会社の保険を続ける方法、国民健康保険に入る方法、家族の扶養に入る方法などがあります。条件と費用が違います。
年金
会社を離れると、自分で手続きが必要になります。手続き先は住んでいる自治体か年金事務所です。
税金
住民税の納め方が変わることがあります。会社の担当者に確認しておきましょう。
退職前に確認するワーク
最終出社日を過ぎると聞きにくくなります。前もって確認しておきます。
もらう物のリスト
何を、いつ、どうやって受け取るのか。郵送なら住所も確認します。
返す物のリスト
保険証、社員証、鍵、パソコン、制服など。返し忘れがないように。
聞いておくこと
書類が届く時期、担当者の連絡先、退職後の問い合わせ先。
手続きのワークシート
紙に書いて、最終出社日に持っていくと確実です。
1. 日付を並べる
- 空白の有無を確定させる
- 1日でも空けば手続きが必要
2. 受け取る書類
- いつ渡されるか聞く
- 郵送なら住所を伝える
3. 返却するもの
- 家族の分の保険証も忘れずに
- 返却日を確認する
4. 確認先
- 連絡先を控えておく
- 退職後も聞ける相手を確保する
ワークのゴール
最終出社日に、受け取る物と返す物が全部そろっている状態にすることです。
手続きは人によって条件が変わります。自己判断せず、窓口で確認するのが確実です。
手続きでよくある失敗
退職手続きチェックリスト
チェックを入れると、抜けが見えます。保存はされません。
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この記事の作成・確認体制
よくある質問
Q. 退職のときに必ず受け取る書類は何ですか?
Q. 退職の翌日に入社する場合、自分で手続きは必要ですか?
Q. 数日だけ間が空く場合も手続きが必要ですか?
Q. 健康保険にはどんな選択肢がありますか?
Q. 離職票はいつ届きますか?
手続きの流れも一緒に確認できます。
何を受け取り、何を返すのか。空白期間があるとどうなるのか。退職が決まった段階でご相談ください。