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転職ノウハウ・退職の進め方

退職はいつ切り出すか。
入社日から逆算して決めます

内定が出たあと、いちばん気が重いのが今の職場に伝えることです。言い出せないまま日が過ぎて、入社日に間に合わなくなることがあります。

この記事では、いつ・誰に・どう伝えるのかを、入社日から逆算して整理します。引き止められたときの考え方も含めて説明します。

読了8分内定が出た人向け引き止め対応も解説
先に結論

先に就業規則を見て、直属の上司に伝えます。

退職を申し出る時期は、会社の就業規則に書かれていることが多くあります。まずそこを確認します。そのうえで、入社日から逆算して、いつ伝えるかを決めます。

伝える相手は、直属の上司からです。先に同僚に話したり、人事に直接持ち込んだりすると、話がこじれることがあります。順番を守るだけで、進み方がずいぶん変わります。

この記事で扱う範囲:退職を伝える時期と順番、引き止められたときの考え方です。手続きの詳細は会社ごとに異なります。
1
就業規則を確認する何日前までに申し出るか書かれています。まずここを見ます。
2
入社日から逆算する引き継ぎと有給消化の期間も含めて、伝える日を決めます。
3
直属の上司に最初に伝える順番を飛ばすと、無用な摩擦が生まれます。

言い出せないまま、日が過ぎていく

内定が出て、承諾もした。あとは今の職場に伝えるだけ。

ところが、これがいちばん重いのです。

今週は忙しそうだから来週にしよう。来週は繁忙期だから月末にしよう。そうしているうちに、入社日が近づいてきます。

言い出せない理由は分かります。世話になった人がいる。抜けたら迷惑がかかる。怒られるかもしれない。

でも、完璧なタイミングは来ません。 待っていると、入社日に間に合わなくなります。そうなると内定先にも迷惑がかかり、最悪の場合は話が流れます。

だから、逆算して日を決めてしまいます。


まず就業規則を見る

退職を申し出る時期は、会社の就業規則に書かれていることが多くあります。「退職する場合は○日前までに申し出ること」といった記載です。

見たことがない人も多いと思います。社内のシステムに置かれているか、人事に聞けば確認できます。規定を知らないまま進めると、日程が合わなくなることがあります。

ここが分かったら、次に有給休暇の残り日数を調べます。残っている分をどう扱うかで、最終出社日が変わってきます。


入社日から逆算する

材料がそろったら、計算します。

入社日があります。そこから、有給休暇を消化する日数を引きます。さらに、引き継ぎに必要な期間を引きます。そして、就業規則で決められた申し出の期間を引きます。

出てきた日付が、伝えるべき日の目安です。

実際には、そこから少し余裕を持たせてください。引き継ぎは想定より時間がかかることが多く、後任がすぐ決まらないこともあります。

日付が決まると、動けるようになります。 「そのうち言おう」から「この日に言う」に変わるだけで、気持ちの持ちようが違います。


直属の上司に、最初に伝える

順番があります。最初は直属の上司です。

同僚に先に相談したくなる気持ちは分かります。でも、そこから話が漏れて上司の耳に別ルートで入ると、面倒なことになります。「本人から聞いていない」という状態は、相手の立場を悪くします。

人事に直接持ち込むのも避けたほうがいいです。結局、上司に差し戻されます。

やることはシンプルです。上司に「お話ししたいことがあるので、お時間をいただけますか」と伝えて、二人で話せる場を作ってもらう。 それだけです。

そのあと、部署の人にいつ伝えるか、取引先への連絡をどうするかは、上司と相談して決めます。自己判断で広げないでください。


理由は、短く前向きに

伝える理由について、ひとつコツがあります。

不満を並べないことです。

給料が低い、残業が多い、あの人と合わない。これらが本当の理由だとしても、そのまま言うと**「では改善します」という話になります。** そこから断るのは、かなり難しくなります。

代わりに、前向きな理由を短く伝えます。挑戦したい仕事がある、働き方を変えたい、この分野で経験を積みたい。

嘘をつく必要はありません。同じ状況を、これからの話として言い直しているだけです。

そしてもうひとつ。相談の形にしないでください。 「辞めようか迷っていて」と切り出すと、引き止めの余地が生まれます。「退職させていただきたく、ご相談に参りました」と、決めたことを伝える形にします。


引き止められたときは、その場で決めない

引き止められること自体は、珍しくありません。むしろ、必要とされていた証拠でもあります。

そして、条件の改善を提示されることもあります。給与を上げる、部署を変える、担当を軽くする。

これを一律に断れとは言いません。 本当に条件が改善して、転職しなくても解決するなら、それは検討に値します。

ただし、その場で決めないでください。

考えるべきは一点です。提示された条件は、自分が転職を決めた理由を本当に解消するのか。

給与が理由だったなら、上がれば解決するかもしれません。でも、仕事の内容や人間関係が理由だったなら、給与が上がっても同じ状況が続きます。

だから、転職を決めたときの理由を、先に言葉にしておいてください。 引き止められてから考えると、その場の感情に流されます。


引き継ぎは、自分のためでもある

退職が決まったら、引き継ぎです。

面倒に感じるかもしれませんが、これは自分のためでもあります。同じ業界にいれば、どこかでまた関わることがあります。 前の職場から悪い話が伝わるのは、避けたいところです。

やることは、担当している業務を書き出して、資料にまとめ、後任に渡すことです。進行中の案件、定期的な作業、関係者の連絡先。 抜けがないように出します。

後任が決まらないこともあります。その場合でも、資料だけは残しておくと、あとで自分に連絡が来る回数が減ります。


間に合わないと分かったら、すぐ伝える

どうしても入社日までに退職できそうにない場合があります。

そのときは、できるだけ早く内定先に連絡してください。

入社日は調整できることがあります。企業も、無理な日程で入社されて早々に辞められるより、少し待つほうがいいと考えます。

最悪なのは、黙っていて当日近くになって伝えることです。相手の準備が無駄になり、信頼を失います。

見通しが立たない段階でも構いません。早く伝えるほど、打てる手が残ります。


一人で抱えないでください

退職の話は、周りに相談しにくいものです。今の職場の人には言えませんし、家族に話すと心配されます。

進め方や伝え方に迷ったら、相談してください。日程の逆算も、入社日の調整も、間に入って進められることがあります。

もし、退職の申し出を受け入れてもらえない、話し合いに応じてもらえないといった状況が続く場合は、労働基準監督署などの公的な窓口に相談することもできます。一人で抱え込まないでください。

退職の相談でよくあること

内定が出たあとに相談が増える領域です。言い出せずに時間が過ぎているケースが多くあります。

よくある悩み 1言い出すタイミングがつかめない

忙しい時期を避けようとして、結局言えないまま日が過ぎます。逆算で日を決めてしまうほうが動けます。

よくある悩み 2引き止められて断りきれない

感情に訴えられると迷います。決めた理由を先に言葉にしておくと揺れにくくなります。

よくある悩み 3入社日に間に合うか不安

早めに相談してもらえれば、入社日の調整ができる場合があります。

転職Worksnavi編集部メモ:このブロックは、応募前相談でよく出る声をまとめたものです。数値ランキングではなく、状況を整理するための<b>定性データ</b>として扱っています。

退職までの流れ

順番があります。飛ばすとこじれる原因になります。

STEP 1
規則を確認何日前までに申し出るか調べる
STEP 2
逆算する入社日から伝える日を決める
STEP 3
上司に伝える直属の上司に時間をもらう
STEP 4
書面を出す会社の指示に従って提出する
STEP 5
引き継ぎ後任へ業務を渡す
STEP 6
有給と手続き残日数と返却物を確認する
STEP 7
最終出社書類を受け取って終える

いまどの段階ですか

状況によって次にやることが変わります。

近いものを選んでください

おすすめ
日を決めてしまいましょう

タイミングを待っていると、いつまでも言えません。就業規則を確認して逆算し、伝える日を先に決めてください。忙しくない日を選ぶ必要はありますが、完璧な日はありません。

  • 就業規則で申し出の時期を確認
  • 入社日から逆算して日を決める
  • 上司に時間をもらう約束をする

先に確認する4つのこと

伝える前に把握しておくと、話がスムーズに進みます。

1
就業規則の記載退職を何日前までに申し出るかが書かれていることが多くあります。まずここを確認します。
2
有給休暇の残り残っている日数によって、最終出社日が変わります。逆算に必要な情報です。
3
引き継ぎに必要な期間担当している業務の量と、後任の有無で変わります。自分で見積もっておきます。
4
内定先の入社日ここが基準になります。動かせるかどうかも確認しておくと安心です。

伝える順番

1

直属の上司

最初はここです。他の人から先に耳に入ると、立場を悪くしてしまいます。時間をもらって二人で話します。

2

部署の人

上司と相談して、いつ誰に伝えるかを決めます。勝手に広めないほうが無難です。

3

取引先

後任が決まってから、上司の指示に従って連絡します。自己判断で先に伝えません。

逆算して日を決めるワーク

感覚で決めると先延ばしになります。日付を計算してしまいましょう。

A

入社日を書く

内定先の入社予定日。ここが起点です。

B

必要な期間を引く

有給の残り、引き継ぎに要る日数、就業規則の申し出期間。

C

伝える日を決める

出た日付が目安です。余裕を持って少し前に設定します。

退職準備のワークシート

書き出すと、何が足りないかが見えます。

1. 日程の材料

例:入社日/有給の残日数/就業規則の申し出期間
  • 数字で書く
  • 分からない項目は調べる

2. 担当している業務

例:担当先/進行中の案件/定期的な作業
  • 抜けなく書き出す
  • 引き継ぎ資料の材料になる

3. 伝える理由

例:やりたい仕事に挑戦したい/働き方を変えたい
  • 短く前向きに
  • 不満を並べない

4. 引き止められたときの答え

例:条件が変わっても解決しない理由
  • 先に考えておく
  • その場で決めない

ワークのゴール

伝える日と、伝える言葉が決まっている状態にすることです。

完璧な日はありません

忙しくない時期を待っていると、いつまでも言い出せません。決めてしまうほうが進みます。

退職の伝え方でよくある失敗

!
同僚に先に話してしまう上司の耳に別ルートから入ると、信頼関係に影響します。順番は守りましょう。
!
不満を理由として並べる改善を提案されると断りにくくなります。前向きな理由を短く伝えるほうが進みます。
!
退職日を決めずに相談する相談の形にすると引き止めの余地が生まれます。決めたことを伝える形にします。
!
言い出せないまま日が過ぎる入社日に間に合わなくなります。逆算して日を決めてしまいましょう。

退職準備チェックリスト

チェックを入れると、抜けが見えます。保存はされません。

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次にやること:就業規則で申し出の時期を確認する

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この記事の作成・確認体制

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転職Worksnavi 編集部

株式会社AsianWorksが運営する転職Worksnavi編集部が、内定後の支援の実務をもとに作成しています。退職の手続きや必要な期間は、就業規則や雇用契約の内容によって異なります。個別の事情については、勤務先の規定を確認するか、専門機関へご相談ください。

監修:株式会社AsianWorks/有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314327

公開日 2026-08-06/最終更新 2026-08-06

よくある質問

Q. 退職は何日前に伝えればいいですか?
会社の就業規則に記載されていることが多いため、まずそこを確認してください。加えて、引き継ぎに必要な期間と有給休暇の残日数も踏まえて、入社日から逆算して決めます。規定が分からない場合は人事に確認できます。
Q. 最初に誰に伝えればいいですか?
直属の上司です。同僚や人事に先に話すと、上司が別ルートで知ることになり、話がこじれる原因になります。時間をもらって、二人で話せる場を設けてもらいましょう。
Q. 退職の理由は正直に言うべきですか?
不満を並べる必要はありません。改善を提案されると断りにくくなります。前向きな理由を短く伝えるほうが、話が進みやすくなります。
Q. 引き止められたらどうすればいいですか?
その場で決めないことです。条件の改善を提示されることもありますが、それが転職を決めた理由を解消するのかを冷静に考えてください。決めたときの理由を先に言葉にしておくと、判断がぶれにくくなります。
Q. 入社日までに退職できそうにありません
できるだけ早く内定先に連絡してください。入社日を調整できる場合があります。黙って遅れるのが最も避けたい状況です。見通しが立たない段階でも、早く伝えることで打てる手が残ります。

伝え方や日程の調整も相談できます。

いつ切り出すか、どう伝えるか、入社日に間に合うか。内定が出たあとの段階でもご相談ください。