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転職ノウハウ・面接の伝え方

またすぐ辞めそうと思われないために。
「頑張ります」では伝わりません

短い在籍があると、面接で必ずこの不安を持たれます。うちでもまた辞めるのではないか。ここで「今度こそ頑張ります」と言っても、ほとんど効きません。誰でも言えるからです。

この記事では、企業が本当に心配していることは何か、どうすれば安心してもらえるのかを、具体的な答え方とあわせて説明します。

読了8分短期離職がある人向け答え方の例つき
先に結論

気持ちではなく、辞めた原因が今回はないことを示します。

「長く働きたいです」「今度こそ続けます」。この手の言葉は、面接官が何度も聞いています。気持ちに嘘はなくても、判断の材料にはなりません。誰でも同じことを言うからです。

効くのは事実です。前回なぜ続かなかったのか。その原因は今回の会社にもあるのか。応募前にそこを確認したのか。この3つを話せると、聞いている側は判断ができるようになります。

企業が心配していること:あなたの性格ではなく、採用してすぐ辞められると採用にかけた手間と時間が無駄になることです。
1
原因をはっきりさせる何が理由で続かなかったのかを、自分の言葉で言えるようにします。
2
今回は違うと示すその原因が今回の会社では起きにくいことを、事実で説明します。
3
確認したことを伝える応募前に何を調べ、何を確かめたかを話すと、慎重さが伝わります。

「今度こそ頑張ります」が効かない理由

短い在籍があると、面接でほぼ確実に聞かれます。

「うちでも早く辞めてしまうのでは、という心配があるのですが」

このとき、多くの人がこう答えます。今度こそ長く働きたいと思っています。前回の反省を活かして頑張ります。

気持ちに嘘はないはずです。でも、これはほとんど効きません。

理由は単純で、誰でも同じことを言うからです。面接官は何度もこの答えを聞いています。本当に続く人も、また辞める人も、同じ言葉を使います。だから判断材料になりません。

必要なのは、気持ちの表明ではなく判断できる材料です。


企業が本当に心配していること

まず、相手の立場を知っておきましょう。あなたの人格を疑っているわけではありません。

採用には手間がかかります。募集を出して、書類を読んで、日程を調整して、面接をして。入社後は現場の誰かが教える時間を使います。

すぐ辞められると、それが全部消えます。 心配しているのはそこです。

だから、相手が知りたいのはひとつだけです。前回辞めた理由が、うちでも起きるのかどうか。

ここに答えられれば、不安は解消します。逆に、ここに触れないまま気持ちだけ話しても、相手の心配はそのまま残ります。


事実を3つ並べる

やることは決まっています。次の順で話してください。

ひとつめ、前回の原因。 何が理由で続かなかったのかを、短く事実で言います。感情は入れません。「勤務時間が不規則で、体調を崩してしまいました」で十分です。

ふたつめ、今回との違い。 その原因が今回は起きにくいと考える理由を言います。「今回は勤務時間が決まっているとうかがったので、続けられると考えています」。

みっつめ、確かめたこと。 応募前に何を調べたかを言います。「求人票で勤務時間を確認しました。今日は繁忙期の状況も聞きたいと思っていました」。

この3つを続けて話すと、40秒くらいになります。「頑張ります」を一度も使っていないのに、続けられる理由が伝わります。


つらかった経験を、条件の言葉に変える

3つのうち、いちばん難しいのが「原因」です。つらかった記憶をそのまま話すと愚痴になってしまいます。

やり方があります。条件の言葉に置き換えるのです。

まず、どんなときが一番きつかったかを思い出します。場面として思い出してください。

次に、その場面の何が負担だったのかを一言にします。時間だったのか、人だったのか、仕事の内容だったのか。

最後に、「これがない職場なら続けられる」という形に言い換えます。

たとえば、急な残業が続いてつらかったなら。負担だったのは予定が立たないこと。だから「勤務時間の見通しが立つ職場なら続けられる」になります。

同じ経験を、続けられる条件として言い直しているだけです。 嘘はついていません。


自分を責めすぎないこと

ここは注意してほしい点です。

反省の気持ちから「自分が弱かったので」「甘えがあったと思います」と言う人がいます。誠実な姿勢ではあるのですが、面接では逆効果になることがあります。

弱さが原因だと言ってしまうと、その弱さは今回も変わらないことになります。 相手からすれば、また同じことが起きると考えるしかありません。

事実だけで十分です。何が起きて、何が負担で、今回はそれがない。それ以上の反省は求められていません。

そして、これは面接の技術という以上に、事実の問題でもあります。合わない環境というものは実際にあります。 全部を自分の適性の問題にする必要はありません。


調べていないなら、調べてから応募する

最後に、これは面接対策ではなく本当の話です。

「今回調べたこと」を話せない場合、それは調べていないということです。そして調べていないなら、同じ理由でまた辞める可能性が実際に残ります。

面接で取りつくろっても、入ってから困るのは自分です。

前回の原因が時間だったなら、今回の勤務時間を確認する。人だったなら、どんな体制で働くのかを聞く。仕事の内容だったなら、一日の流れを聞く。

確認する作業そのものが、続けられる可能性を上げます。 そして面接では、その作業をしたという事実が、いちばん強い材料になります。

原因が自分でもよく分からない場合は、そこから一緒に探すことができます。分からないまま次に進むより、一度立ち止まったほうが結果的に早く進みます。

定着について聞かれたときの相談

短い在籍がある方は、この質問をいちばん恐れています。ただ、聞かれること自体は悪いサインではありません。答え次第で判断したいから聞かれています。

よくある悩み 1何を言っても言い訳に聞こえる気がする

事実を短く述べて、次の話につなげる形にすると、言い訳の形になりません。

よくある悩み 2長く働きますと言うしかない

気持ちの言葉だけでは弱くなります。なぜそう言えるのかまでセットにしましょう。

よくある悩み 3また同じことになりそうで自分でも不安

その不安があるなら、応募先の確認に使えます。不安の中身を条件に変えていきましょう。

転職Worksnavi編集部メモ:このブロックは、応募前相談でよく出る声をまとめたものです。数値ランキングではなく、状況を整理するための<b>定性データ</b>として扱っています。

答えを組み立てる流れ

順番に進めると、自然に説明の形になります。気持ちの言葉は最後まで使いません。

STEP 1
原因を特定何が理由で続かなかったか
STEP 2
条件に変えるその原因を条件の言葉にする
STEP 3
応募先を確認同じことが起きないか調べる
STEP 4
答えを作る事実の順で3つ並べる
STEP 5
声に出す長さと言い回しを確かめる
STEP 6
深掘りに備えるさらに聞かれたときを想定する

前回続かなかった原因はどれですか

原因によって、示せる材料が変わります。近いものを選んでください。

近いものを選んでください

おすすめ
調べたことを示せます

内容が合わなかった場合、今回どこまで仕事内容を調べたかが材料になります。求人票のどこを読み、面接で何を確認したかを話すと、同じ失敗を避けようとしている姿勢が伝わります。

  • 今回調べたことを挙げる
  • 確認したい点を面接で聞く
  • 向いていると思う理由を言う

企業が心配している4つのこと

あなたの人格を疑っているわけではありません。採用する側にも事情があります。

1
採用にかけた手間が無駄になる募集から選考まで時間もお金もかかっています。すぐ辞められると、それが全部消えます。
2
教える人の時間が取られる新しい人が入ると、現場の誰かが教える時間を使います。そこも同じです。
3
同じ理由でまた辞めないか前回の原因が自社にもあるなら、同じことが起きると考えます。ここは説明で解消できます。
4
本人が納得して選んでいるかとりあえず応募しただけではないか、を見ています。調べた事実を話すと解消します。

答えに入れる3つの材料

1

前回の原因

何が理由で続かなかったのかを、短く事実で言います。感情は入れません。

2

今回との違い

その原因が今回は起きにくいと考える理由を言います。条件や仕事内容で説明します。

3

確かめたこと

応募前に何を調べたかを言います。ここがあると、慎重に選んだことが伝わります。

原因を条件に変えるワーク

つらかった経験は、そのままだと愚痴になります。条件の言葉に置き換えると武器になります。

A

つらかった場面

どんなときに一番きつかったかを、場面として思い出します。

B

何が負担だったか

その場面の何が負担だったのかを一言にします。時間か、人か、内容か。

C

条件に置き換える

「これがない職場なら続けられる」という形に言い換えます。

答えを作るワークシート

この4つが埋まれば、面接で話す内容ができあがります。

1. 続かなかった原因

例:勤務時間が不規則で体調を崩した
  • 事実として書く
  • ひとつに絞る

2. 続けられる条件

例:勤務時間が決まっている職場なら続けられる
  • できる形に言い換える
  • 求人と照らせる言葉にする

3. 今回調べたこと

例:勤務時間の記載を確認した/面接で繁忙期を聞いた
  • 実際に調べたことを書く
  • まだなら面接で聞く

4. 声に出した長さ

例:40秒くらい/1分を超えた
  • 実際に言ってみる
  • 長ければ削る

ワークのゴール

「頑張ります」を一度も使わずに、続けられる理由を説明できる状態にすることです。

分からなくても大丈夫

原因が自分で分からない場合もあります。それを探すところから相談できます。

よくある失敗

!
気持ちだけで押し切る「絶対に続けます」は根拠がないため響きません。事実を添えてはじめて意味を持ちます。
!
全部自分のせいにする「自分が弱かったので」と言いすぎると、また同じことが起きると思われます。事実だけで十分です。
!
前の会社の話が長くなる原因の説明に時間をかけると、不満の話に聞こえます。短く言って次に進みましょう。
!
調べずに応募する確認していないと、同じ理由で辞める可能性が実際に残ります。自分のためにも調べましょう。

面接前チェックリスト

チェックを入れると、答えが組み立てられているか分かります。保存はされません。

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転職Worksnavi 編集部

株式会社AsianWorksが運営する転職Worksnavi編集部が、面接前の相談をもとに作成しています。続けられなかったことを本人の問題として扱う内容ではありません。合わない環境は実際にあるという前提のうえで、伝え方を整理しています。

監修:株式会社AsianWorks/有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314327

公開日 2026-08-06/最終更新 2026-08-06

よくある質問

Q. また辞めないかと聞かれたら何と答えればいいですか?
気持ちだけで答えないことです。前回続かなかった原因を短く述べ、その原因が今回は起きにくいと考える理由を条件で説明し、応募前に確認したことを添えてください。この3つがそろうと判断材料になります。
Q. 絶対に続けますと言ってはいけませんか?
言ってはいけないわけではありませんが、それだけでは弱いです。誰でも言える言葉なので、根拠とセットにしてください。むしろ根拠を先に話せば、その一言は不要になります。
Q. 原因が自分でも分からない場合はどうすればいいですか?
無理に作らないでください。つらかった場面を書き出して共通点を探すと、負担だったものが見えてきます。分からないまま応募すると同じことが起きやすいため、先に整理することをおすすめします。
Q. 自分に原因があると認めたほうが印象はいいですか?
必要以上に自分を責める必要はありません。反省を述べすぎると、また同じことが起きると受け取られることがあります。事実を述べ、次にどうするかを話すほうが伝わります。
Q. 何度も短期間で辞めている場合も同じですか?
基本の組み立ては同じです。ただし回数が続いている場合は、それぞれに共通する原因があることが多いため、そこを見つけて説明できると納得してもらいやすくなります。

続けられる理由が思いつかないなら、一緒に探します。

何が負担だったのかを話してもらえれば、続けられる条件の形に整理できます。原因が分からない状態でも大丈夫です。