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転職ノウハウ・求人票の読み方

ブラック企業は求人票で見分けられるか。
全部はわからない。でも数字は嘘をつきません

求人票を見ても、良い会社かどうかはよくわからない。そう感じるのは当然です。書いてある言葉はどれも前向きだからです。でも数字と制度の欄だけは、あとから言い訳がききません

この記事では、給料の内訳、休みの数、試用期間といった、確認すればわかる部分の読み方をまとめます。むずかしい言葉は、ひとつずつ説明します。

読了8分はじめての転職向け専門用語の説明つき
先に結論

求人票では全部はわからない。でも半分はわかります。

「アットホームな職場です」「風通しがいい会社です」。こういう言葉からは、何もわかりません。書こうと思えば誰でも書けるからです。

一方で、給料の内訳、年間の休みの数、試用期間の条件は、数字で書くルールになっています。ここを読めるようになると、応募する前に気づけることが増えます。残りの半分は面接で確かめましょう。

危険信号とは:その会社が悪いと決まるものではなく、応募する前に必ず確認したほうがいい項目のことです。
1
言葉ではなく数字を見る雰囲気を伝える表現より、条件が書かれた欄を先に読みます。
2
書いていないことに気づくあるはずの項目がない場合、そこは面接で聞く場所になります。
3
決めつけずに確認する気になる点があっても、それだけで悪い会社とは限りません。聞けば済むこともあります。

「アットホームな職場」ではわからない

求人票には、いい言葉がたくさん並んでいます。アットホーム、風通しがいい、成長できる環境。

こういう表現は、どの会社でも書けます。書くのにお金もかかりません。だから、ここを読んでも判断はできません。

かわりに見てほしいのが、条件が書かれた欄です。給料、休み、勤務時間、試用期間。ここは書き方にルールがあります。あとから「そんなつもりじゃなかった」と言いにくい部分です。

求人票を読むときは、下のほうにある条件の欄から先に読んでください。 上から読むと、キャッチコピーで印象が決まってしまいます。


給料の欄は、分けて読む

給料が「◯◯円〜◯◯円」のように幅で書かれていることがあります。このとき、高いほうを見て期待してしまいがちです。

でも、入社したばかりのときは低いほうに近いと考えておいたほうが安全です。高いほうは、経験がある人や役職についた人の例であることが多いからです。生活の計算は、低いほうの数字でしておきましょう。

もう一つ大事なのが固定残業代です。みなし残業と書かれていることもあります。

これは、決まった時間分の残業代が最初から給料に入っている仕組みです。たとえば20時間分が含まれているなら、20時間までは残業しても給料は変わりません。仕組み自体が悪いわけではありません。

ただし、確認したいことが2つあります。何時間分が含まれているのか。そして、その時間を超えた分はちゃんと別に払われるのか。 求人票にはこの2つを書くルールになっています。書かれていないなら、聞きましょう。


休みは「年間休日」の数で比べる

休みが多いか少ないかは、感覚では比べられません。年間休日という数字を見てください。1年間に何日休みがあるかを表した数です。

この数字があれば、他の求人と並べて比べられます。数社を見比べると、自分の中の基準ができてきます。

そして、まぎらわしい言葉が2つあります。

週休2日制は、毎週2日休めるという意味ではありません。月に1回でも2日休みの週があれば、こう書くことができます。

完全週休2日制なら、毎週2日休みがあります。ただし、どちらも「土日」とは限りません。シフト制で平日が休みになる仕事もあります。曜日が大事な人は、そこも確認しましょう。


試用期間の条件は見落としやすい

多くの会社に試用期間があります。入社してすぐの数か月間のことです。

ここで確認したいのは、その期間の条件が本採用後と同じかどうかです。会社によっては、試用期間中だけ給料や待遇が違うことがあります。

求人票に期間と条件が書かれているかを見てください。書かれていなければ、面接か内定が出たときに必ず聞きましょう。入社してから知ると、生活の計画が狂います。


「書いていない」は悪いことではない、でも聞く

ここまで挙げた項目が求人票に載っていないとき、それだけでその会社が悪いとは言えません。単に書き方が足りないだけのこともあります。

大事なのは、空欄を空欄のままにしないことです。

書けなかった項目をメモに並べてください。それがそのまま、面接で聞くことのリストになります。聞くのは失礼ではありません。長く働くつもりで確認しているだけです。

そして、返ってきた答えが具体的かどうかも見てください。すぐに数字で答えてくれる会社と、あいまいな答えしか返ってこない会社では、実際の運用がちがう可能性があります。


1社だけで判断しない

はじめての転職だと、見つけた1社が良いのか普通なのか分かりません。比べる相手がいないからです。

最低でも数社は条件を並べてみてください。 給料、年間休日、勤務時間を横に並べるだけで、その求人の位置がわかります。

それでも判断がつかないときは、応募を決める前に相談してかまいません。求人票を一緒に見ながら、どこを確認すればいいかを整理できます。一人で悩んで応募をやめてしまうより、聞いてしまったほうが早いです。

求人票についてよくある相談

求人票の見方がわからないという相談はとても多いです。特にはじめての転職では、どこを見ればいいのか誰も教えてくれません。よくある3つを挙げます。

よくある悩み 1給料の欄の意味がわからない

基本給と手当は別のものです。分けて読めるようになると、実際にもらえる額のイメージがつかめます。

よくある悩み 2休みが多いのか少ないのか判断できない

年間休日の数を見れば比較できます。書いていない場合は、聞いてよい項目です。

よくある悩み 3不安だけど何を聞けばいいかわからない

求人票を読んで空欄だった項目が、そのまま質問リストになります。

転職Worksnavi編集部メモ:このブロックは、応募前相談でよく出る悩みをまとめたものです。数値ランキングではなく、状況を整理するための<b>定性データ</b>として扱っています。

求人票を読む順番

上から順に読むと、キャッチコピーで印象が決まってしまいます。数字の欄から先に読みましょう。

STEP 1
給料の内訳基本給と手当を分けて見る
STEP 2
休みの数年間休日と休日の形を見る
STEP 3
働く時間始業終業と残業の記載を見る
STEP 4
試用期間期間と条件の違いを見る
STEP 5
仕事内容具体的に書かれているか見る
STEP 6
空欄の確認書いていない項目をメモする
STEP 7
面接で質問メモした点をその場で聞く

気になっているのはどこですか

いちばん引っかかっている項目を選ぶと、確認のしかたがわかります。

近いものを選んでください

おすすめ
内訳を分けて読みましょう

給料の欄に幅があるときは、下の数字が入社時の目安になることが多いです。固定残業代が含まれている場合は、何時間分なのかを必ず確認しましょう。

  • 基本給と手当を分けて書き出す
  • 固定残業代の時間数を確認する
  • 超えた分が支払われるか確認する

数字の欄で確認したい4つのこと

どれも求人票に書かれているはずの項目です。あるかないかを見るだけでも意味があります。

1
給料に幅があるとき低いほうの数字が、入社時の目安になることが多いです。高いほうは経験者や役職者の例だと考えておきましょう。
2
固定残業代が入っているときあらかじめ決まった時間分の残業代が、給料に含まれている仕組みです。何時間分なのかと、超えた分が別に支払われるかを確認しましょう。
3
年間休日の数がないとき休みの多さを比べる基準になる数字です。書いていない場合は、聞いてかまいません。答えにくそうなら、その反応も情報になります。
4
試用期間の条件が違うとき試用期間中だけ給料や待遇が下がる会社もあります。期間の長さと、その間の条件を確認しましょう。

まぎらわしい言葉の意味

1

週休2日制

毎週2日休めるという意味ではありません。月に1回以上、2日休みの週があればこう書けます。

2

完全週休2日制

こちらは毎週2日休みがある形です。ただし土日とは限らないので、曜日は別に確認しましょう。

3

みなし残業・固定残業

呼び方は違いますが、決まった時間分の残業代が給料に含まれている点は同じです。時間数を必ず見ましょう。

求人票を読み解くワーク

気になる求人を1つ選んで、次の3つを書き出してみましょう。それだけで見え方が変わります。

A

数字を書き写す

給料、年間休日、勤務時間、試用期間。書いてある数字だけを写します。

B

空欄に印をつける

写そうとして書けなかった項目に印をつけます。そこが確認すべき場所です。

C

自分の条件と比べる

自分が絶対に譲れない条件と照らして、合うかどうかを見ます。

求人票チェックのワークシート

会社ごとに書いておくと、複数の求人を比べるときに迷いません。

1. 給料まわり

例:幅の下限/固定残業代の時間数/手当の種類
  • 基本給と手当を分けて書く
  • 固定残業代の有無を書く

2. 休みと働く時間

例:年間休日の数/休日の形/始業と終業
  • 年間休日の数を書く
  • 記載がなければ空欄のままにする

3. 書いていなかったこと

例:残業の目安/試用期間の条件/配属先
  • 空欄をそのまま並べる
  • 気になる順に並べ替える

4. 面接で聞くこと

例:一日の流れ/残業の実際/教えてもらえる体制
  • 3つまでに絞る
  • 聞き方をやわらかく直す

ワークのゴール

「なんとなく不安」を「ここが分からないから確認したい」に変えることです。

空欄が多くても大丈夫

空欄は悪い会社の証拠ではありません。単に聞けばいいだけのこともあります。

求人票の読み方でよくある失敗

!
高いほうの給料で考えてしまう幅がある場合、入社時は低いほうに近いことが多いです。生活の計算は下の数字でしておくと安心です。
!
雰囲気の言葉で決めてしまう職場の様子を伝える表現は、どの会社でも書けます。判断は条件の欄でしましょう。
!
気になったのに聞かずに応募する入社してから気づくと、選び直すのが大変になります。聞くのは面接の前でも後でもかまいません。
!
1社だけ見て判断する他の求人と比べてはじめて、条件が良いのか普通なのかが見えてきます。数社は見比べましょう。

求人票チェックリスト

チェックを入れると、確認できていない場所がわかります。保存はされません。

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次にやること:給料の欄に幅があるか確認する

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この記事の作成・確認体制

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転職Worksnavi 編集部

株式会社AsianWorksが運営する転職Worksnavi編集部が、日々の求人票の確認をもとに作成しています。特定の企業を指すものではありません。ここに挙げた項目に当てはまるからといって問題のある会社と決まるわけではなく、応募前に確認しておきたい点として整理しています。

監修:株式会社AsianWorks/有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314327

公開日 2026-08-06/最終更新 2026-08-06

よくある質問

Q. 固定残業代とは何ですか?
あらかじめ決められた時間分の残業代が、毎月の給料に含まれている仕組みです。求人票には、その金額と何時間分なのか、そして時間を超えた分は別に支払われることを書くルールになっています。この3つが書かれているかを確認しましょう。
Q. 週休2日制と完全週休2日制はどう違いますか?
週休2日制は、月に1回以上、2日休みの週があれば使える表現です。毎週2日休めるとは限りません。完全週休2日制は毎週2日休みがある形です。ただしどちらも曜日は決まっていないので、土日休みかどうかは別に確認してください。
Q. 年間休日は何日くらいが目安ですか?
会社や業種によって幅がありますが、数社の求人を並べて比べると自分の基準がつかめます。書かれていない場合は聞いてかまいません。カレンダーどおりの休みかどうかも、あわせて確認するとよいでしょう。
Q. 求人票に気になる点があったら応募しないほうがいいですか?
そうとは限りません。書き方が足りないだけの場合もあります。気になった点は面接で確認して、その答えを聞いてから判断しましょう。答えが具体的かどうかも判断材料になります。
Q. 試用期間中に条件が下がることはありますか?
会社によってはあります。求人票に試用期間の長さと、その間の待遇が書かれているかを確認してください。書かれていない場合は、面接や内定後に必ず確認しましょう。

この求人で大丈夫か、一緒に見ます。

気になっている求人があれば、どこを確認すべきか、面接で何を聞けばいいかを一緒に整理できます。応募を決めていなくても大丈夫です。