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転職ノウハウ・キャリアの考え方

英語を活かす転職。
接客以外で「英語で何ができる人」になる

「英語を使う仕事がしたい。でもホテルや接客は避けたい」。この希望はとても多く聞かれます。ただ日本の転職市場には、英語を使いたい人は多いのに、英語だけで採用される仕事は限られているという現実があります。

この記事では、英語が差別化になりにくくなっている理由、英語×専門性で選択肢を広げる考え方、接客以外で英語を活かせる職種の方向性までを整理します。

読了8分英語を活かしたい人向け接客以外の選択肢
先に結論

評価されるのは「英語を話せる人」ではなく、英語で何ができる人です。

英語力は今も強みです。ただ、留学経験者や学習者が増えたことで、「英語が話せる」だけでは差別化しにくくなっています。企業が採用したいのは、英語そのものではなく、英語を使って課題を解決できる人です。

だからこそ、「英語を使う仕事」を探すより、「英語と何を掛け合わせるか」を考えた方が、選択肢は広がります。接客やホテル以外にも、英語を活かせる道はいくつもあります。

英語を活かす転職とは:英語を目的にするのではなく、営業・IT・カスタマーサクセスなどの専門性と組み合わせて、英語を仕事の成果を広げる武器として使うことです。
1
英語を単独の資格にしない英語だけで勝負すると、同じく英語を使いたい人と比較され、決め手になりにくくなります。
2
本来の業務+英語で考える企業が欲しいのは「業務ができて、さらに英語も使える人」です。まず本業を持つと強くなります。
3
何のプロになるかを決める英語に加えて専門性を一つ積むと、市場での見え方が「英語も使える専門人材」に変わります。

英語が好きだけど、接客はやりたくない

「英語を使う仕事がしたい」。転職相談では、この希望を持つ方がとても多くいます。ただ、詳しく話を聞くと、多くの方が「ホテルフロントは嫌」「販売や接客は避けたい」「英会話講師になりたいわけではない」「できれば事務職で英語を使いたい」「職種はまだ決まっていないが、英語には触れていたい」と言います。

この気持ちはよく分かります。せっかく勉強してきた英語を活かしたい、海外と関わる仕事がしたいと考えるのは自然なことです。しかし日本の転職市場にはひとつの現実があります。それは、英語を使いたい人は非常に多いのに、英語だけで採用される仕事はかなり限られている、ということです。

大切なのは、英語を諦めることではありません。考え方を変えることです。英語を武器にしたいなら、「英語を使う仕事」を探すより、「英語と何を掛け合わせるか」を考える方が、キャリアの選択肢は広がります。

「英語が話せるだけ」では差別化しにくい

以前は、英語が話せるだけで大きな強みになりました。しかし今は、留学経験者、ワーキングホリデー経験者、資格の学習者、海外大学出身者など、英語に触れてきた人が増えています。そのため企業側から見ると、「英語が好き」「日常会話ができる」だけでは、採用の決め手になりにくくなっています。

もちろん英語力は強みです。ただ、英語力だけで勝負しようとすると、同じように英語を使いたい人たちと比較されます。企業が採用したいのは、英語が好きな人ではなく、英語を使って会社に貢献できる人だからです。評価されるのは「英語を話せること」そのものではなく、英語を使って何を解決できるかです。

日本企業が求めているのは「英語担当」ではない

日本企業の多くは、英語だけを専門にする人を大量に採用しているわけではありません。現実には、営業、事務、IT、カスタマーサポート、人事、マーケティングなどの通常業務があり、その中で英語対応が必要になるケースが多いです。

つまり企業が欲しいのは、「英語だけできる人」ではなく、「本来の業務ができて、さらに英語も使える人」です。営業なら、顧客の課題を聞き出す力、提案する力、信頼関係を作る力を見たうえで、英語が使えれば海外顧客への提案にも対応できます。ITなら、英語で雑談できることよりも、英語の技術ドキュメントやエラーメッセージを理解できることの方が評価される場面があります。英語は単独の資格ではなく、仕事の成果を広げるための武器なのです。

英語を話せることより「何を話すか」が大事

英語を使う仕事を考えるとき、多くの人は「どれくらい話せるか」を気にします。もちろん語学力は大切ですが、転職市場ではそれ以上に、「英語で何を話すのか」が問われます。

英語で自己紹介ができる、旅行の会話ができる、日常会話ができる。これも素晴らしいことです。ただ企業がより高く評価するのは、英語で商品説明ができる、顧客の課題をヒアリングできる、契約条件を確認できる、トラブル対応ができる、技術情報を読み取り社内に共有できる、といった力です。英語は会話そのものが目的ではなく、相手の課題を理解し、情報を整理し、提案し、成果につなげる手段だと理解している人は、英語をキャリアの武器にできます。

英語事務は人気だが、狭き門になりやすい

英語を使いたい人が最初に希望しやすいのが事務職です。英文事務、貿易事務、外資系企業の事務、海外営業アシスタントなどは人気があります。ただ、ここには注意が必要です。英語事務は人気が高い一方で募集が限られ、企業側は英語力だけでなく事務処理能力も重視します。

ExcelやWordを使えるか、メール対応が正確にできるか、納期管理ができるか、請求書や見積書などの書類を扱えるか、社内外との調整ができるか。こうした経験が求められることが多く、未経験からいきなり英語事務を狙うと、思ったより難しく感じる人が少なくありません。可能性がないわけではありませんが、「英語ができるから事務へ」ではなく、「事務スキルも身につけたうえで英語を活かす」と考えた方が現実的です。

接客以外で英語を活かす掛け合わせ

ホテルや接客以外で英語を活かしたい人には、いくつかの方向があります。

英語×営業は、意外とおすすめできる掛け合わせです。英語を使う営業では、単に商品を売るだけでなく、海外顧客や外資系企業の課題を理解し提案する力が求められます。英語で相手の悩みを聞き、提案し、信頼関係を作れる人は市場価値が高くなります。営業ができる人は多くても、英語で営業できる人は限られているからです。

英語×カスタマーサクセスは、店舗接客が苦手な人に向いています。サービスを導入した顧客が成果を出せるよう支援する仕事で、SaaSやITサービスでは海外企業とのやり取りや英語のマニュアル対応が発生します。求められるのは、その場で不特定多数を対応する力ではなく、法人顧客や既存顧客と中長期で関係を作る力です。人と関わるのは好きだが店舗接客は苦手、という人にも合う可能性があります。

英語×ITは将来性が高い掛け合わせです。IT業界は英語に触れる場面が多く、海外製品のマニュアルや技術ドキュメントを読む、海外の開発チームと連携するといった場面があります。いきなりエンジニアになる必要はなく、ITサポートやヘルプデスク、テクニカルサポートから始める道もあります。英語の技術情報を読むことに抵抗がない人は、この分野で強みを作りやすいです。

英語×人事・採用も選択肢のひとつです。外国籍人材の採用や海外人材との関わりが増えており、候補者との面接調整、英語でのメール対応、入社手続きのサポートなどで英語が活きます。人事は人気の高い職種のため、営業やカスタマーサポート、人材業界などで経験を積んでから広げる方法もあります。

「英語が好き」だけでなく「何のプロになるか」

英語を使う仕事を探すとき、一番大切なのは「自分は何のプロになりたいのか」を考えることです。英語のプロを目指すなら、通訳、翻訳、英語講師などの道があります。しかしそこを目指していないのであれば、英語をメインに置きすぎない方がよい場合もあります。

英語はあくまで掛け算です。営業の専門性がある人が英語を使える、ITの知識がある人が英語を読める、人事経験がある人が英語で対応できる。この状態になると、転職市場での見え方が「英語が好きな人」から「英語も使える専門人材」に変わります。企業が評価するのは後者です。

まずは小さく専門性を作ることから

最初から完璧なキャリアを選ぶ必要はありません。大切なのは、英語に加えて何かひとつ、専門性を積み上げることです。営業アシスタントから始めて将来的に海外営業へ進む、カスタマーサポートから始めてカスタマーサクセスへ進む、ITサポートから始めて英語対応可能なIT人材を目指す、人材業界で経験を積んで外国籍採用に関わる。最初の一歩は地味でも構いません。

むしろ最初から華やかな「英語を使う仕事」だけを探すより、数年後に英語が武器になる職種を選んだ方が、結果的に市場価値は高くなります。英語を目的にするのではなく、自分の専門性を広げる武器として使う。その考え方ができれば、英語はあなたのキャリアを強くしてくれます。方向がまだ決まっていない段階でも、英語でできることと避けたい働き方を整理するところから、一緒に始められます。

英語を活かしたい人からよくある相談

英語を使う仕事を希望する相談は多くありますが、詳しく聞くと「接客は避けたい」「職種は決まっていない」というケースが目立ちます。応募前の相談では、英語そのものより「英語と何を組み合わせるか」の整理から始まることが多くあります。

よくある相談 1英語事務を希望したが、なかなか通らない

英語事務は人気が高い一方で募集が限られ、事務処理経験も求められます。事務スキルを足すか、別の掛け合わせを検討します。

よくある相談 2接客以外で英語を使いたい

海外営業や法人向けカスタマーサクセスなど、店舗接客とは異なる形で英語を使う職種を候補にします。

よくある相談 3英語は好きだが職種が決まらない

英語を軸に置きすぎず、得意な行動や続けたい働き方から、掛け合わせる専門性の候補を広げます。

<b>転職Worksnavi編集部メモ:</b>このブロックは応募前相談で頻出する内容をページ内で整理したものです。数値ランキングではなく、方向性を決める前の状態整理に使う定性データとしてご覧ください。

英語を活かすキャリアの組み立て方

英語を武器にするには順番があります。英語力をさらに磨くより先に、掛け合わせる専門性を決めることが近道になります。

STEP 1
現状整理英語で何ができて何ができないかを分ける
STEP 2
目的の確認英語のプロを目指すか、掛け算かを決める
STEP 3
専門性選び営業・IT・CS・人事など軸を1つ選ぶ
STEP 4
職種を知る接客以外で英語を使う仕事内容を確認
STEP 5
求人を見る英語対応が発生する求人を比較する
STEP 6
入口を選ぶ未経験なら入口職種から始める
STEP 7
応募・面接英語で何ができるかを言葉にする
STEP 8
掛け合わせを育てる働きながら英語×専門性を深める

あなたの現在地診断

近い状態を選ぶと、英語を活かすために今やるべきことが分かります。求人を見る前の整理に使ってください。

今の状態に近いものを選んでください

おすすめ
情報収集段階

まず、英語で何ができるかと、避けたい働き方を整理しましょう。接客以外で英語を使う職種の選択肢を知るところから始めます。

  • 英語でできることを書き出す
  • 避けたい働き方を決める
  • 英語を使う職種の例を知る

「英語を使う仕事」から探すと迷いやすい理由

英語を条件に置いて探すと、求人が絞られすぎたり、逆に職種がバラバラになったりします。

1
求人が限られる英語だけで採用される仕事は少なく、選択肢が狭まりやすくなります。
2
競争が激しい英語事務など人気職種は応募者が多く、英語力以外の経験も求められます。
3
職種が定まらない「英語を使えれば何でもいい」だと、求人選びの軸がぶれてしまいます。
4
強みが伝わらない「英語が好き」だけでは、企業に貢献のイメージが伝わりにくくなります。

英語を活かす前に整理する3つのこと

1

英語でできること

会話だけか、商談・問い合わせ対応・技術資料の読解までできるかを整理します。

2

掛け合わせる専門性

営業、IT、カスタマーサクセス、人事など、英語と組み合わせる軸を1つ選びます。

3

避けたい働き方

店舗接客、ホテルフロント、不特定多数の対応など、避けたい条件を明確にします。

英語×専門性の組み合わせワーク

英語を活かせる方向は一つではありません。得意な行動から、相性の良い掛け合わせを見つけましょう。

A

人と課題を話すのが得意

英語×営業、英語×カスタマーサクセスと相性が良い方向です。海外顧客の課題を聞き提案します。

B

調べる・仕組みが好き

英語×ITと相性が良い方向です。英語の技術資料やエラーメッセージを読み、業務に活かします。

C

人や組織に関わりたい

英語×人事・採用と相性が良い方向です。外国籍候補者の対応や海外人材の採用に関わります。

英語を活かす方向を書き出すワーク

頭の中だけで考えると方向が曖昧になります。「できること」「避けたいこと」「掛け合わせ」を分けて書き出しましょう。

1. 英語でできること

例:日常会話/メール対応/商談/技術資料の読解
  • 会話止まりか業務レベルか分ける
  • できる場面を具体的に書く

2. 避けたい働き方

例:店舗接客/ホテルフロント/不特定多数の対応
  • 避けたい理由も書く
  • 譲れない条件を3つに絞る

3. 掛け合わせる専門性

例:営業/IT/カスタマーサクセス/人事
  • まず1つに絞って考える
  • 未経験なら入口職種も書く

4. 面接で伝える表現

例:英語で顧客の課題を聞き、提案につなげたい
  • 「話せる」でなく「何ができる」で書く
  • 貢献のイメージまでつなげる

ワークのゴール

「英語が好き」ではなく、「英語を使って何ができる人になるか」を言える状態にすることです。

相談前にも使えます

全部埋める必要はありません。空欄がある場合は、そこを一緒に整理できます。

英語を活かせる職種の導線

接客以外で英語を活かす方向は複数あります。仕事内容の違いを職種ガイドで確認しましょう。

英語を活かす転職で迷いやすい失敗例

!
英語を目的にしすぎる「英語を使えれば何でもいい」だと軸がぶれ、求人選びで迷いやすくなります。
!
会話力ばかり気にする「どれだけ話せるか」より、「英語で何を話すか」が企業には評価されます。
!
英語事務だけに絞る人気で狭き門になりやすい職種に集中すると、選択肢が減ってしまいます。
!
専門性を後回しにする英語に加える専門性がないと、同じ層の中で比較され続けます。

英語を活かす準備チェックリスト

チェックを入れると、方向性がどこまで整理できているか分かります。保存はされません。

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次にやること:英語でできることを整理する

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この記事の作成・確認体制

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転職Worksnavi 編集部

株式会社AsianWorksが運営する転職Worksnavi編集部が、応募前相談・求人票確認・キャリアアドバイザー視点をもとに作成しています。英語を活かしたいが職種が決まっていない段階でも使えるよう、英語を目的にせず、専門性と掛け合わせて選べる順番を重視しています。

監修:株式会社AsianWorks/有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314327

公開日 2026-07-01/最終更新 2026-07-01

よくある質問

Q. 英語が好きなだけでは、転職で不利になりますか?
不利ではありませんが、英語だけで差別化するのは難しくなっています。英語に営業やITなどの専門性を掛け合わせると、企業に評価されやすくなります。
Q. 接客やホテル以外で英語を使う仕事はありますか?
あります。海外営業、法人向けカスタマーサクセス、テクニカルサポート、海外人材の採用など、店舗接客とは異なる形で英語を使う職種があります。
Q. 英語事務は未経験でも目指せますか?
可能性はありますが、人気が高く募集が限られ、事務処理経験も求められることが多いです。事務スキルを足すか、別の掛け合わせも検討すると選択肢が広がります。
Q. TOEICのスコアは必要ですか?
職種によりますが、スコアそのものより、英語で何ができるかを具体的に説明できることの方が評価される場面が多いです。
Q. 英語を活かせる職種が決まっていなくても相談できますか?
できます。英語でできることや避けたい働き方を整理し、掛け合わせる専門性を一緒に考えられます。

英語を活かす方向が決まっていなくても相談できます。

英語でできること、避けたい働き方、掛け合わせる専門性を一緒に整理できます。無理に応募する必要はありません。